光の村紙器実習工場は、光の村創立期より製造を開始し、現在の光の村を作り上げた原動力となった工場です。
ここで、製造されている箱は、高知の地場産業の製品を入れる箱が主体です。少しでも地元の産業を支えて行きたいと考え、地域の企業と共に歩んできました。現在では、主力は貼箱からトムソン箱(組立箱)に変わってきましたが、時代に合わせて製造形態を替え、地元産業を支えています。
 ぜひ、地元の方で製造依頼を考えている場合、下記まで連絡をお願いします。

○光の村紙器実習工場   電話088―856−1160 FAX088―856−1078  紙器担当まで



光の村紙器工場とは?
紙器とは字の通り、紙で作られた箱のことです。ボール紙という板紙を加工したものに化粧紙(貼紙)を貼付けた物です。
光の村開始直後から製造を初め、光の村では一番歴史のある実習工場です。
現在は、貼箱よりトムソン箱(薄いボール紙に印刷して組立てた箱)が主流になっています。貼箱は高級な物に使われるようになっています。
※ボール紙はリサイクルの最初です。新聞紙や雑誌を回収して溶かし、ボール紙にしています。
光の村開始当時の箱製造の様子
写真は仕上がった箱を手でくくっている
下 現在は機械でくくっている
手で糊を付けて仕上げていた
昭和35年頃 高知市旭町に光の村があった頃
下 現在の実習の様子
自動的に貼紙に糊が付いてでてきたものを仕上げている
ボール紙を断裁機で切断します。
非常に高い機械です。
昔は、押切というもので1枚ずつ切っていました。
指定の寸法に切ったボール紙を罫線機で筋を入れます。 四隅を抜き取ります。
写真に写っている職員は光の村卒業生第1号Kさん。この人のために光の村はできました。現在は職員として働いています。
結婚して子供もいます。
四隅を落としたものを隅止めとてう機械で止めていきます。 自動糊付け機で貼紙を貼り付けて完成 上記は高知県内の大手菓子会社の箱です
高知1番の特産品 鰹節を入れる箱 高知名産のうるめ用の箱 高知の冠婚で使われる餅の箱
自動製函機 トムソン箱(組立て箱)を自動的に仕上げる機械です。 高知で有名なお菓子「かんざし」は人手で仕上げています。 組立箱(トムソン箱)
これも大手の菓子会社の箱です